画像はSabaton Wikiより引用
トラックリスト
- Primo Victoria
- Reign Of Terror
- Panzer Battalion
- Wolfpack
- Counterstrike
- Stalingrad
- Into The Fire
- Purple Heart
- Metal Machine
Re-Armed (2010)ボーナストラック
- The March to War
- Shotgun
- Into The Fire (Live In Falun 2008)
- Rise Of Evil (Live In Falun 2008)
- The Beast (Twisted Sister cover)
- Dead Soldier's Waltz
未和訳曲について
Re-Armed収録曲は後日和訳予定。
Metal Machineは、いろんなロック/メタル系の曲名を組み合わせた歌詞となっているため、訳したところで意味がない。以下の動画を見れば、どのバンドのどの曲名が使われたのか楽しめるだろう。
和訳総評
記念すべきSabatonの1stアルバムは、現在まで続く「Sabatonらしさ」の片鱗を見せながら、まだまだ粗さを感じる。
曲のテーマは一番古いものでも第二次世界大戦(Wolfpack)、新しいものだとイラク戦争(Panzer Battalion)であるうえ、2024年時点(記事執筆時点)でも最も新しい出来事をテーマにしている。
和訳をして思ったことは、後年のSabatonの曲に比べ、「何のことをテーマにしているのか」が分かりづらい歌詞が多い。
分かりづらい歌詞について
確かにPrimo Victoriaは「D-Day」「6th of June 1944」等、Counterstrikeは「Six days」「June 67」「Jerusalem」等のキーワードで分かる人には分かるし、戦争に詳しければ「Wolfpack」「Stalingrad」「Purple Heart」は曲名で分かる人には分かりはする。
しかし、とにかく全体的に固有名詞や「いつの出来事か」といった情報が少ない。特に「Panzer Battalion」は曲名と歌詞だけ見て「イラク戦争」と分かる人はおそらくいないだろう。
そこは残念ではあるが、まあ1stアルバムだし、あまり気にしないでおく。
韻や表現について
韻を踏んでいる部分もやはりというか少ない。そのため、印象に残りづらい曲が多いように思う。
表現もそこまで新奇なものはないが、Counterstrikeの「Six days of fire」や、Stalingradのオーケストラの喩えなど、面白い表現も散見される。
印象が変わったもの
一番印象が変わったのはWolfpack。そもそもSabatonのスローテンポな曲は印象に残りづらいものが多いが、特にこの曲は個人的に全くといっていいほど印象に残っていなかった。
しかし、和訳をしてみると「テーマと曲調の一致」「韻や歌詞の微妙な変化」で、なかなかに面白い楽曲だと感じ。かなり印象が変わった。